« モルディブ日記。 | トップページ | そして・・・。 »

2005年1月 3日 (月)

モルディブ日記 続き。

宿から水上飛行機の飛行場まで送ってくれたのは
現地旅行代理店の日本人女性。
「今朝大きい地震がありましたけど、
モルディブって地震多いんですか?」
と聞いたら「いや~、私がこっちに来てからはないです。
同じ階に住んでるインド人が大騒ぎして、
大丈夫だよ、って落ち着かせるのに大変でした」
との答え。そして来てからまだ10ヶ月くらいとのこと。
そっか、じゃまだよく知らないよなぁ・・・。
「飛行機とか、大丈夫ですか?」
「大丈夫です!」
の言葉に安心し・・・。
12,3人乗り位のプロペラ水上飛行機に搭乗。
リゾートまでは25分くらいで着くという。
離陸(離水?)して、そのすばらしい眺めに感激!
「モルジブはインド洋の真珠の首飾り」みたいって、ほんとうだなぁ(*^^*)pearl
しかし、もうかなりの時間が経ったのに、まだリゾートに着かない・・・。
同乗していたイタリア人旅行者が「君のリゾートどこ?」とか聞いてくる。
この飛行機に乗っているのは、皆同じリゾートに向かっている人だった。
やっと着水。
ふぅ・・・と思う間もなく副操縦士が「ここは○○リゾートです」と言う。
ざわつく機内。
何で?そこに泊まる人はこの中に誰もいないのに・・・。
副操縦士があわてて「大きい波が来ていて・・・なんちゃら・・・」とか言い訳してるみたい。
何だかよくわからないけど、まもなく再度離水。
さらに2,30分飛行した後、着水。
パイロットが間違えたかな・・・と思っていると、機長が私達のところにやってきた。
一番英語が出来そうなイタリア人のおばちゃんが、
「で・・・、何がどうなってるのか説明してくれない??」と詰め寄る。
深刻な顔をした機長が言葉を選びながらしてくれた説明は、
とても信じられない内容だった。
「あなた達の滞在予定のリゾートは、海の下にあります。
詳しく言えば、桟橋と水上バンガローが、です。
桟橋がない以上、そのリゾートには行けません。
おそらく今朝の大地震の影響でしょう。
でも、私達はラッキーです。
この大波が来た時、飛行中だったんですから。
今は電話もダウンしていて、ラジオも聞けない状況です。
私たち自身にも何が起きたか、よくはわからない。
災害です。今までにないほど深刻な大災害です。
ともかく、ここで様子を見ることにします。
機内は狭いので、外へ出て、新鮮な空気でも吸ってください。
救命胴衣は椅子の下にあります。」
・・・と。
そしていち早く外に出た。
私も長いこと飛行機に乗っていたので、疲れて外に。
機長は「ほら、水位が上がったり下がったりしている。危険な状況だ」
「大切なのは、パニックにならないこと。落ちついて。」
でもっ!!!そんなこと言いながら煙草吸う手が震えてるよ、
機長!!!
その手の震えが一番怖いっちゅうの!!!!
数人が外に出て(っていっても海上ね。
ちょっとしたフロートみたいな板の上)、海の様子を見たり、携帯をかけてみたり・・・。
でも携帯はやはり繋がらないらしい。
そのうち、機内に戻って救命胴衣を全員着用させられる。
「マーレに戻るの?」と聞くと、苦しそうな表情で
「マーレには戻れない。マーレ空港も水に沈んだ」

しばらくの後・・・機長が決断した!
「最寄のリゾートがドーニを出してくれているから、
一度そこに上陸しましょう。 荷物は後です。人命が一番ですから」
といざとなったら必要であろう浮き輪とシュノーケルセットを
飛行機に残したまま、私達は最寄のリゾートに避難した。


« モルディブ日記。 | トップページ | そして・・・。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1975160/53772031

この記事へのトラックバック一覧です: モルディブ日記 続き。:

« モルディブ日記。 | トップページ | そして・・・。 »